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金ETF
金ETFとは、2007年8月10日大証2部(大阪証券取引所)に上場した『金価格連動型投資信託』のことである。
これは、金(ゴールド)の価格に連動する債券に投資するETFで、最低売買単位の10口で10グラムの金の取引価格とほぼ同じになる。

金(ゴールド)は、株式市場とは逆相関の値動きになりやすい投資商品である。
「有事のドル・有事の金」という格言があるように、戦争や天災が起こったときや、株式市場が暴落したときには、金の価格が上昇する傾向にある。

この理由は、ヘッジファンドや年金基金などの大口投資家が、株式市場が暴落したときにはその資金の逃避先として、ゴールドや土地や原油など、実物資産が選ばれることが多い為である。

金ETFに資金を回すことで、リスクヘッジ戦略を取る、というような運用の仕方も考えられるようになる。

金ETFとは?

金ETFは、金地金の現物のみで運用する投資信託を、有価証券化して証券取引所に上場したものである。

投資家の購入額に応じて金地金を保管する仕組みとなっており、万一取扱会社の破綻があったとしても保護される仕組みとなっている。

一口3000円程度(売買は10口単位)なので、約3万円からというお手ごろ価格でゴールド投資することが出来るし、 保有手数料も一切かかりません。手軽に金投資ができるのが金ETFの魅力の一つである。

このETFは通常の株式のひとつの銘柄として、証券口座を持っていれば特に何の手続きもなく自由に売買することができる。 もちろんどの証券会社でも制限無く取り扱われているが、売買手数料もその証券会社の通常の株式手数料と同じ扱いになる。

米ニューヨーク証券取引所とシンガポール取引所に重複上場している金ETFは、すでに残高が1兆円を超えている。ロンドンやオーストラリア、南アフリカにも金ETFは存在してる。

金ETFのメリット

金ETFの利点として、

・株式と同様にリアルタイムに取引が出来る
・上場しているので、どこの証券会社でも買える
・金ETFは購入時の手数料と保管コストが安く、購入しやすく流動性がある
・価格が把握しやすい
・盗難などのリスクを防げる

などのメリットがある。また現物と交換することもできる。(ゴールドと交換ができないETFもあります。)

注意点として、純金積立と同じく利回りがない点が株式とは違うところである。

金ETFの投資について

現在、東証、大証、ともに金ETFが上場されている。

東証上場のSPDRゴールド・シェアは、世界標準の金地金の現物取引価格であるロンドン金値決めに連動する、商品(コモディティー)のファンドである。
日本の法律上の投資信託ではなく、投資信託法に基づいてコモディティーを直接組み入れている受益証券となる。

大証上場の金連動投信は、金価格に連動する債券を投資対象にする債券型のファンドである。法律上も上場投資信託である。

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