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金(ゴールド)の歴史タイトル
有史以前から貴重な金属として知られていた。おそらく人類が装飾用として用いた初めての金属である。
金は紀元前3000年代に使われ始めた。最古の金属貨幣は紀元前7〜6世紀(メソポタミア時代)にリディアでつくられたエレクトロン貨で、天然の金銀合金に動物や人物を打刻している。
金は中国で商時代に已に装飾品として使われ、春秋戦国時代には貨幣や象嵌材料として使用された。

日本では弥生時代に福岡県志賀島の「漢委奴国王」金印がある。古墳時代には奈良県東大寺山古墳出土の「中平」銘鉄剣や埼玉県稲荷山古墳出土の「辛亥」銘鉄剣など、鉄地に線を彫って金線を埋め込んだ金象嵌がある。

金の略奪とかかわりの歴史

エジプトでは金は、輝く金を太陽象徴として宗教的な財物として利用されていました。
ツタンカーメーン王の黄金のマスクでわかるように、金はまさに当時の権力の象徴であった。

16世紀にスペインによって発見されたインカ帝国は、黄金に魅せられたスペイン人のピサロにより滅ぼされました。
当時、ヨーロッパのアメリカ探検家達による金の強奪は、当時のアメリカ先住民達が持っていた金の量から見ても膨大な量に上った。とくに中央アメリカ、ペルー、コロンビアを原産とする物が多い。

歴史から見る金(ゴールド)の価値

歴史上の評価を総括するならば、金は最も価値のある金属と考えられてきた。時の権力者たちは、奴隷による金採取や略奪によってまで、ゴールドを集めていた。

金は昔から価値ある貴金属として世界中の人を魅了してきている。
また多くの通貨制度において、その基準とされてきた(金本位制)。

そして古代から純粋、価値、特権階級の象徴としてもとらえられてきた。
金の採掘は比較的容易であり、1910年からこれまでに、究極可採埋蔵量のうち75%ほどの金が産出されてきたと考えられている。
地質学的に、地球上にある採掘可能な金の埋蔵量は、一辺が20メートルの立方体に収まる程度と考えられている。


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