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銀(シルバー)の歴史タイトル
銀(シルバー)の歴史は今から紀元前3000年頃といわれている。ウル文化(古代のシュメール人の都市)の埋葬遺跡で宝飾品などが見つかっている。
日本へは紀元前100年頃に伝えられたが、日本ではあまり普及しなかった。

ヨーロッパでは様々な用途に銀を使ってきた。宝飾品や貨幣や器など幅広く使われていきており、中世のヨーロッパにおいて、銀は「毒に触れると曇る」といわれ、古代や中世、銀の皿や盃は変色して異常を知らせ、幾度となく要人の毒殺を未然に防いだ。
銀製品

歴史からみる銀(シルバー)の価値

銀の価値は、金よりもはるかに高く、金に銀メッキを施すことえもあった。 中世ヨーロッパではプラチナの倍以上の値が付いた時も有った。

スペインやポルトガルにおいては、ポトシ鉱山や石見銀山の銀が大量にヨーロッパに流入するまで、金と銀の価値は現在とは逆だった。
銀を鉱石から取り出すには金よりも手間が掛かったためである。新大陸発見後は、ペルーなどで大量採掘された銀が世界中に流れることになった。
これが原因で、銀の価値が暴落。ヨーロッパの物価は2〜3倍のインフレーションに陥った。
銀のグラス

近年のシルバー事情

1979年〜1980年のハント兄弟が、工業用にも利用されている銀の価格が金と比べて低いことに着目した買い占めがきっかけであり、一時は20倍もの価格上昇が発生した。
ハント兄弟の価格つり上げ工作は、高騰により欧州の一般家庭が使っていた銀食器が大量に鋳つぶされ、市場に大量放出されたことによる暴落で大失敗に終わるが、その後も1996年には米国の投資家ウォーレン・バフェットが世界の年間供給量の5分の1を買い占めたと表明し、直後に暴騰が生じた。現在は価格は落ち着いているが、長期的
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