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銀(シルバー)の今後

銀は宝飾品として金に次いで人気がある貴金属ですが、銀全体を見ると60%以上が工業用として使われている。工業用として写真、エレクトロニクス、科学分野など幅広く利用されていので、金のようにリサイクルされることはほとんどない。そのため、銀はこれまでに掘り出された物の95%は既に消費されてしまっている。

1900年には、世界に120億オンスの銀があったと推計されている。1990年までに、これが22億オンスに減った。2007年には、この量が3億オンスにまで減ると見られている。

銀(シルバー)に注目する投資家・専門家

金持ち父さんシリーズの著者として有名なロバートキヨサキ氏も銀への投資を行っている。

ロバート・キヨサキ氏いわく、

貴金属である銀は「お金」でもある。ドルが下落しているので、金と銀が資産の目減りを防ぐ防御手段として注目されている。現金は紙くずであり、不動産はリスキーであり、株式市場は不安定すぎるという現実に気づく人が増えてくると、銀は安全かつ有利な投資対象となるかもしれない。

1963年まで、ドルは銀と交換できる本当のマネーだった。1963年以降は、もはや銀に裏付けされない連邦準備銀行券になった。銀ETFは昔のマネーと同じだ。ドルの購買力が下落し続ければ、この新しいETFが「新しい旧貨幣」になるかもしれない。

私の予想では、経済発展する国や地域の増加に伴い、銀に対する工業用原料としての需要は増大する。同時に、ドルの購買力が低下するに従い、普通の投資家が銀ETFの利便性に気づき、購入するようになる。

 その結果、ETF需要によって、工業用原料としての銀の供給が枯渇する。近い将来、おそらく今後2年から5年くらいの間に、この2つの需要が衝突し、銀価格は現在市場にあるどんなものよりも速い速度で値上がりするだろう。

と述べている。

また、世界の主要なシルバーアナリストの一人、スパポドック,チャールズは著書

「世界が注目するシルバー投資―これからは「ゴールド」よりも「シルバー」だ」

で今後の銀投資の可能性を指摘している。

著名投資家のウォーレン・バフェット氏は大量の銀(シルバー)を保有していますし、投資家のジム・ロジャーズも金よりも銀投資に大いに魅力を感じていると語っている。

世界恐慌への不安、BRICs諸国の発展に伴う工業製品への需要、銀貯蓄量の減少など、銀価格の上昇余地はかなりある。また、銀(シルバー)は今後50年で貴金属・非鉄金属の中でも、もっとも不足する貴金属でもありますので、長期の間、保管することがもっともよい投資にもなります。

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