金（ゴールド）価格の高騰
2016年に入って金（ゴールド）価格が上昇しています。

金は年初来高値を更新
．長期のチャートを見て頂くとお分かりになるように、東京市場では２７年ぶり、NY市場では史上最高値水準で金価格は推移しています。いずれも、８０年の高値を起点に約２０年、長期下降トレンドを形成していました。背景は、�@公的売却、�A鉱山会社のヘッジ売り、�Bドルの一極集中などが上げられます。これらの下げ要因が、�@ワシントン合意、�A２０００年を境に鉱山会社のヘッジ売りが買い戻しになった、�Bユーロ誕生、などにより消された格好となり、２０００年前後から長期上昇トレンド入りしています。 �@９．１１で株式・債券・通貨などが機能不全により、売り叩かれたにも関わらず金は急騰したこと、�Aリーマン・ショック以降、ぺーパー資産から実物資産への流れが出来たこと、�B金のＥＴＦ上場で、今まで商品市場に参入していなかった年金資金などが流入したこと、�Cアジアの中銀を始めとして外貨準備高における金準備を増加させる流れ、などが下げ要因解消に加えて上昇要因として材料視されるようになっています。

銀は円高などを受けて売り優勢
銀は円高などを受けて売り優勢で始まると、金反落につられて下げ幅を拡大。前営業日比は、金標準と金ミニが３１〜３０円安、銀の４〜１０月限が２３．９円安〜変わらず、１２〜２月限が０．９〜０．８円安。

プラチナが続落
プラチナが続落、場中の円高、株安で売り先行。前営業日比は、プラチナとプラチナミニが６１〜４１円安。